HTMLにけるid属性とclass属性の使い分けについて、プログラミング初心者向けに説明します。
この記事は、オンラインプログラミング学習講座「ウェブ開発入門完全攻略コース」サポート記事です。
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id属性
原則として、Webページ内に一つしかないものにはid属性を使って、固有のID名をつける
<p id="french">フレンチ</p>
注意:同じWebページ内で、同じID名を複数箇所で使うことはできません。
NG例
<p id="italian">パスタ</p> <p id="italian">ピザ</p> <p id="italian">リゾット</p>
class属性
同じWebページ内に、複数箇所で同じ役目をもたせたいものには、class属性を使います。
<p class="italian">パスタ</p> <p class="italian">ピザ</p> <p class="italian">リゾット</p>
事例
イタリアンレストランのメニュー
料理にはfood、ドリンクにはdrinkのクラス名
コーラにはcokeという固有のID名をつける
<ul> <li class="food">濃厚バーニャカウダ</li> <li class="food">魚介類のマリネ</li> <li class="food">ソーセージの盛り合わせ</li> <li id="coke" class="drink">コーラ</li> <li class="drink">ジンジャーエール</li> <li class="drink">烏龍茶</li> </ul>
idが使える場合はidの利用を検討する
「class属性だけ使えば、良いのでは?」と思われた方もいらっしゃると思います。
実際にclassだけをつかってもエラーになることはありませんので、その考え方も間違いではありません。
しかしながら、idは、Webページ内に一つという特徴があるため、「わかりやすさ」「メンテナンス性」の点で有利です。
基本的には、Webページ内に一つしか無いものにはid属性をつけるようにしましょう。
おわりに
この記事では、HTMLにおけるid属性とclass属性の使い分けについて説明しました。
尚、紹介した内容は代表的な考え方であり、必ずしも全てのケースに当てはまるとは限りません。
例えば、今はページ内に1つしか存在しないけれど、将来的なアップデートで2つ以上になる可能性がある場合はどうするか?など考えていくとキリがありません。
id, classどちらでも良いケースに遭遇した場合には、まずは原則的な考え方を適応し、必要に応じで後ほどリファクタリングなど柔軟に対応することを心がけましょう。
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