未経験からデータベースエンジニアになるには?必要なスキルをチェック!

はじめに

なんとなくエンジニアを目指してプログラミングを始めてみた・もしくは始めてみようと思っているけれど、どんな業種がいいのだろう…

そのように漠然とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

エンジニアの業種にもいろいろあり、Web開発・システム開発・コンサルティングなど多岐に渡ります。

データベースエンジニアはそのうちの一つで、ビッグデータ需要の高まりに合わせ近年人気のある業種です。

この記事ではデータベースエンジニアとは何なのか?未経験でもなれるのか?について紹介します。

データベースエンジニアとは

データベースエンジニアとはどんな職業なのでしょうか。

その前にデータベースって?

先にデータベースとは何なのか?簡単に説明しましょう。

データベースとは、特定の項目についてデータを集めて、使いやすい形に整理したものをいいます。

例えば学校のクラス名簿などもデータベースの一つといえます。

出席番号・氏名・性別・緊急連絡先・最寄駅…といった項目について数十名からなるクラス全員分のデータを集めたものですね。

急にクラスの生徒何名かに荷物の運搬を手伝ってもらうことになり、出席番号が早い順に男子5名を選ぶとしましょう。

この名簿が紙媒体だと目で1行ずつ追うしかありませんが、コンピューターの中にデータベースとして存在していれば、後述する「SQL」という専用の言語を用いて条件づけし一瞬で選出することができます。

このように、データの検索や追加・削除・更新などが素早くできるようになっているデータのかたまりがデータベースです。

データベースエンジニアの業務内容

データをうまく使いこなすには、データベースを作る段階から後々使いやすいように作り込んでおくことが重要です。

例えばクラス名簿なら、「氏名」の項目が抜けていたら使い物になりません。

逆に、血液型・誕生日・ペットの有無…などと不要な項目が多すぎるとデータベースが重たくなり処理に時間がかかります。それに、最初のデータ入力のために生徒へ様々な質問をせねばならず、作り込みも大変です。

用途に合わせてどのような項目でどんな順番でデータを作るべきかといった、データベースの設計を行うのはデータベースエンジニアの重要な業務の一つです。

設計が出来上がったら、それに合わせて実際にサーバー上にデータベースを作ってデータを入れ込んでいく開発のフェーズも担当します。

また、完成したデータベースについて誰がアクセスできるようにするか?の管理やサーバーが壊れてもいいようにバックアップを用意したり、データの容量が増えてきたらサーバーを増設するなど、管理・運用の仕事も重要な担当業務です。

データベースエンジニアの年収

では、データベースエンジニアはどのくらい稼げるのでしょうか。

求人ボックス給料ナビの調査によれば、データベースエンジニアの平均年収は594万円とのことです。

これは日本の平均年収と比較しても高い傾向にあり、データベースエンジニアの業務に対し高い市場価値が見出されていることが伺えます。

実際の年収ボリュームレンジとしては400万円〜800万円ともいわれており、経験を積めばさらなる年収アップを見込めそうですね。

未経験からデータベースエンジニアを目指せる?

データベースエンジニアは専門性の高い職種であり、従来ならば未経験から目指すのは難しかったのですが、ビッグデータやAI活用といった技術の発展・広まりに伴い、データ運用のニーズがますます高まっています。

そこでやる気とスキルさえあれば未経験からでも採用する案件が増えているようです。

次項で必要なスキルを紹介しますので、興味のある方は自分にもできそうかどうかチェックしてみてください。

データベースエンジニアになるために必要なスキル

ここからは、特に未経験からデータベースエンジニアを目指すために必要とされるスキルについて紹介していきます。

SQL

まずなんといっても必要なのがSQLです。

SQLはデータベースを操作するための言語で、シンプルながらも多様な処理ができます。

Amazon等の大企業ではエンジニアのみならず、マーケティング等のビジネスサイドに関わる人材までもが全員SQLを使いこなして日々膨大なデータを分析しているそうです。

詳しく学びたい方には下記の講座をおすすめしています。

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データベース製品の知識

データベースを構築するためのソフトウェアは様々なベンダーから販売されています。

Oracle、Microsoft SQL Server、DB2、PostgreSQL等がその一例です。

使用方法等が製品ごとに異なるため、これらの製品知識を身につけることが重要です。

ベンダー資格

各ベンダーは製品への習熟度合をチェックするために資格試験を実施しています。

Oracleなら「OracleMaster」、Microsoft SQL Sererならば「MCP」といった具合です。

スキルの証明として、先述の製品知識を身につける過程でチャレンジするといいでしょう。

まとめ

エンジニアの職種の一つであるデータベースエンジニアについて、詳しい業務内容と未経験から目指す場合に必要なスキルセットを紹介しました。

これからどんどん市場ニーズが高まると見られている職種ですので、興味を持った方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

未経験の方にもわかりやすいと好評のSQL講座も開講していますのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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プログラミング入門ナビ編集部

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